注目ニュース– category –
-
水素・合成燃料
東京ガスがカナダで合成メタン生産へ 米国e-メタン計画撤退と都市ガス1%義務
東京ガスが、米国メキシコ湾岸で進めていたe-メタン(合成メタン)事業から撤退し、カナダ・マニトバ州での新たな合成メタン生産に軸足を移します。2030年度までに年間約3万tのe-メタンを生産し、日本の都市ガス1%義務達成に活用する構図が見えてきました... -
水素・合成燃料
ネブラスカで大型e-メタン計画 伊藤忠、大阪ガスら日米欧5社がFEED共同開発に合意
米ネブラスカ州で、年間約7.5万トンの合成メタン(e-メタン)を製造する「Live Oakプロジェクト」が動き始めました。TotalEnergiesとTESのプロジェクトに、伊藤忠商事・大阪ガス・東邦ガスが参画し、2030年度の日本向け供給を見据えて基本設計(FEED)の共... -
注目ニュース
東京ガス×自然電力、家庭用蓄電池で一次調整力を実証|需給調整市場とVPPの次の一手
東京ガスと自然電力グループのShizen Connectは、2025年11〜12月に家庭用蓄電池を束ねて一次調整力の周波数応動制御を検証します。2026年度の低圧リソース解禁を見据え、家庭用蓄電池VPPの新たな収益源を占う実証です。 3行サマリー 東京ガスとShizen Conn... -
水素・合成燃料
Argusのe-SAF価格指数が示す「ジェット燃料の13倍」という現実
ロンドン拠点の価格報告機関Argusが、電解合成SAFの世界初の価格指数を公表しました。ジェット燃料の約13倍というコスト水準が可視化され、日本のSAF義務化や航空運賃への影響がより具体的に議論できる段階に入ります。 3行サマリー Argusは北西ヨーロッパ... -
カーボンリムーバル
Microsoftは耐久CDRの最大級バイヤーに Google/Frontierも購入を拡大
生成AI向けのデータセンター拡大を背景に、MicrosoftとGoogle(Alphabet)の温室効果ガス排出は近年増加傾向が続いています。両社は再生可能エネルギー調達や効率改善を進めつつも、残余排出への対応として「耐久型の炭素除去(Durable Carbon Dioxide Rem... -
エネルギー貯蔵
長期脱炭素電源オークション第1号、しろくま電力が130MWh級系統用蓄電池を福岡で運開
経産省が導入した「長期脱炭素電源オークション」を使った最初の案件が、福岡県田川市で動き始めます。しろくま電力が出力約30MW・容量130MWhの系統用蓄電池を運開し、日本の再エネ拡大に向けた実証の一歩となります。 3行サマリー しろくま電力とヘキサが... -
再生可能エネルギー
三井物産が米Fervoに出資 次世代地熱EGSでAIデータセンター向けクリーン電源を開発
三井物産は、米ファーボ・エナジー(Fervo Energy)への出資を通じて、次世代型地熱発電とデータセンターを一体開発する構想を進めています。AIの普及で世界的に電力需要が増えるなか、安定したクリーン電源を日本企業としてどう確保するかが焦点になりま... -
注目ニュース
住宅向け太陽光+蓄電“サブスク”の勝ち筋—J:COM方式で読む調達戦略
電気代の上昇と停電リスクの高まりで、住宅向けの太陽光+蓄電「サブスク(PPA/リース)」が再加速しています。J:COMのように通信事業の商流・ノウハウを活かして調達・設置・保守を一体運用すると、顧客獲得コスト(CAC)と解約率を同時に抑えられるのが... -
注目ニュース
王子HDが高密度バイオカーボン企業Bionowに出資、紙パ産業の新成長軸に
王子ホールディングスがブラジルの高密度バイオカーボン企業Bionow S.A.に出資し、ユーカリ由来バイオマスで鉄鋼プロセスの脱炭素を狙う一手を打ちました。森林経営と高密度バイオカーボン工場(2027年末稼働予定)をつなぐこの動きは、紙パ産業にとって新... -
注目ニュース
COP30@ベレン徹底解説|化石燃料の文言が消えた最終文書と残された3つの宿題
2025年11月10〜22日にブラジル・ベレンで開催された国連気候変動枠組条約第30回締約国会議(COP30)は、パリ協定10周年の節目に、「Global Mutirão(地球規模の総出作業)」決定とベレン・ポリティカル・パッケージを採択しました。一方で、化石燃料や森林...
